消化器内科
消化器内科は、消化管(口から肛門(食道、胃、小腸、大腸など含む)まで全長約9mの1本の長い管)と、消化に関連する臓器(胆嚢、肝臓、膵臓)が診療対象になります。
これらに症状や疾患がある、もしくは何らかの異常を感じているという方は、当診療科をご受診ください。
消化器の検査として、腹部エコー検査、内視鏡検査(胃カメラ)、CTなどの詳細な検査を行ったり、医療連携病院を紹介する等、原因を特定できるようにしっかりお調べいたします。
こんな症状は、ご相談ください
- お腹の調子が悪い
- お腹が痛い
- 胃が痛い
- 胃もたれがする
- 吐き気がする
- 胸やけがする
- 便秘がちである
- 下痢を繰り返す
- 血便が出た
- 食欲が無い
- 急に体重が減少した
- 顔色が悪いと言われる 等
便秘について
便秘は正式には便秘症と呼ばれます。
これは1週間以上便通がない、もしくは週に2回ほどの便通しかないという場合を言います。何かしらの疾患の一症状として現れることもあります。いずれにしましても腸の蠕動運動の力が低下や腸が細くなって通過障害をおこすなどで便が滞っており、消化・吸収・
排泄といった働きがうまくいかなくなっていることから、下腹部の張り、腹痛などの症状がでることもあります。
また便秘になっている間は、体内から速やかに排出されなければならない毒素、不要な老廃物を溜めてしまっている状態でもあるので、ニキビや肌荒れといった症状が出ることもあります。
原因につきましては、先にも述べたように何かしらの病気の一症状ということも考えられますが、そのほかにも、腸の動き自体が弱くなっている、食生活(繊維質が少なく、脂肪の多い食事 など)が悪い、日頃の生活習慣やストレス、体の冷え、女性ホルモンの乱れなど、いくつもありますが、これらが複合的に絡み合っていることもあります。また、その他お腹の手術経験がある方の場合は腸閉塞による便秘、大腸がんによる通過障害から便秘となることもあります。
また、毎日排便があるが、しっかり出きってなく、実はかくれ便秘になっている方も多くみられます。
以下の症状に心当たりがあれば、
便秘症が疑われます
- お腹が張って苦しい
- お腹がすっきりしない
- ぽっこりお腹が出てしまう
- 頻繁に腹部に鈍痛がある
- 肌の調子が悪い
- 便が硬い
- 痔がある
- 食欲が落ちた
- 吐き気がある 等
治療について
便秘で悩まれている方の多くは、市販の整腸剤や便秘薬を服用するなどして、その解消に努めていると思われます。ただそのような治療法を行っていても便秘が治まる気配がないという場合は、一度ご相談ください
当院では便秘の症状を訴えて来院された患者様につきましては、体内に隠れた疾患などがないかを調べ、必要な場合は詳細な検査も行います。その結果、便秘の症状が伴う病気を発見した場合(器質性便秘)は、その治療を優先的に行っていきます。また他の病気が原因でない便秘症と診断されれば、患者様の便秘のタイプ(慢性、急性、弛緩性、痙攣性、直腸性)から適切とされる薬物療法を行うほか、自然な便通が起きる環境づくり(食生活のアドバイス など)もご指導いたします。