自費診療

自費診療 当院では全額自己負担の検査、いわゆる自費診療も行っています。
主に各種がんを発症するリスクを調べる検査のアミノインデックス、認知症スクリーニング検査として、軽度認知障害の有無を診断するMCIスクリーニング検査などを行っています。
いずれも少量の採血で判定できる簡便なものなので、ご希望される方はお気軽にお問い合わせください。

主な自費検診費用

検診名称 費用(税込)
アミノインデックス 23,000円
MCI―スクリーニング 20,000円
LOX―インデックス 20,000円

アミノインデックス

アミノインデックス(AICS)とは、血液中のアミノ酸濃度のバランスを見ることで、現在の健康状態や病気の可能性を調べられるという検査です。

健康な方の血液中のアミノ酸濃度というのは、各自一定になるようにコントロールされているのですが、何らかの病気を発症すると体の代謝バランスが変化するようになって、一定に保たれていた血液中のアミノ酸濃度のバランスが変化することが判明しています。
そしてこの性質を応用したものがアミノインデックスです。これは少量の血液サンプルで容易に、しかも短時間で健康状態を調べることができます。

現在では、アミノインデックスがんリスクスクリーニング(AICS:AminoIndex Cancer Screening)検査が登場し、がんであるリスク(可能性)を評価することができるようになりました。
今ではがん検診を目的とした血液検査として知られています。

がんの可能性を調べる

AICSとは

健康な方とがん患者様の血液中のアミノ酸濃度のバランスの違いを統計的に解析していくことで、がんであるリスク(可能性)を評価するという検査法になります。
1回の採血は5mlほどで、複数のがんを同時に検査することが可能なほか、早期のがんにも対応しております。検査結果は2週間程度で判明します。
同検査を希望される方は、お気軽にご相談ください。

検査時の注意点

同検査は若い世代の方からご年配の方(男性は25歳~90歳、女性は20歳~90歳)までが対象になります。
なお、妊娠されている方、授乳中の方、がん患者(治療中を含む)、先天性代謝異常の方、および透析患者の方などは、AICS値に影響が出るため、同検査を受けることができません。

このほか検査前日の夕食には高たんぱく質の食事(肉・魚など)は控えるようにし、検査の8時間前からは水以外の飲食物は口にしないようにします。
検査当日の服薬については、医師にご相談ください。
また採血は午前中に受けるようにします。

AICSの検査の対象となるがんと対象年齢

検査項目名称 受診対象年齢 評価対象がん がん種別評価
対象年齢
男性AICS
[5種]
25~90歳 胃がん、肺がん、大腸がん、膵臓がん 25~90歳
男性AICS
[5種]
25~90歳 前立腺がん 40~90歳
女性AICS
[6種]
20~90歳 胃がん、肺がん、大腸がん、乳がん、膵臓がん 25~90歳
女性AICS
[6種]
20~90歳 子宮がん・卵巣がん 20~80歳

検査結果に関して

AICSでは、各種のがんに関して罹患している可能性を0.0~10.0の数値(AICS値)で表します。その数値が高いほど、がんの可能性が高いと考えられ※、判断の目安として、「ランクA」「ランクB」「ランクC」の3段階で表示しています。
「ランクC」との判定があれば、各がんについての精密検査が必要です。ちなみにAICSは採血時のがんであるリスクを評価するもので、生涯にわたってリスクを評価されるものではないので、定期的に検査を受けられるようにしてください。

※AICSは、がんであるかどうかを確定するものではありません
  • ランクA(AICS値:0.0~4.9):通常よりがんである可能性が低い(有病率:0.03~0.07%倍)
  • ランクB(AICS値:5.0~7.9):やや高い(有病率:0.13~0.21%)
  • ランクC(AICS値:8.0~10.0):高い(有病率:0.40~1.16%)※「約100人に1人」にがんがある確率です。

認知症スクリーニング検査

当院では、認知症スクリーニング検査として、MCI―スクリーニング検査を行っています。
MCIとは軽度認知障害のことで、これは健常者と認知症の中間段階と言われる状態を言います。なお、この場合は日常生活に支障をきたすことはありませんが、この時点でこれといった治療もせずに放置を続けていくと、5年後には半数以上の方が認知症に移行すると言われています。
ただMCIと診断された時点で、適切な予防や治療を行うことができれば、認知症の発症を防ぐことや、発症を遅らせることが可能になります。

最近もの忘れが増えた、やる気が湧いてこない、同じ話を何度も繰り返すというような症状に心当たりがあれば、一度MCI―スクリーニング検査を受けられることをお勧めします。

なお同検査で必要なのは少量の血液(採血)のみで、2~3週間後には結果が判明します。判定結果はリスクに応じてA~Dの4段階に分かれています。
それぞれの内容は以下の通りです。

  • A:1~2年に1回は検査を受けてください
  • B:1年毎の検査を受けるようにしてください
  • C:6ヵ月~1年毎に検査を受けてください
  • D:2次検査をおすすめします

生活習慣の改善が認知症の予防に

認知症は生活習慣病のひとつとも言われています。
そのためMCIと診断されなかったとしても、生活習慣が日頃から乱れているという方は、バランスの良い食事をとる、適度な有酸素運動を改善するようにしてください。なお肥満や糖尿病は、認知症の発症リスクを高めます。

LOX-インデックス
(ロックスインデックス)

LOX―インデックスとは血液検査のひとつで、採血するだけで脳梗塞や心筋梗塞などを発症させる原因となる動脈硬化の状態や程度を調べるための検査になります。

そもそも動脈硬化とは、文字通り動脈(心臓から体の各部分へと血液を運ぶ血管)が硬くなってしまうことを言いますが、血管(動脈)は硬直化するとしなやかさを失い、血液を送り出すのが困難になっていきます。
そのことが心臓に負担をかける原因となって、高血圧や脂質異常症といった生活習慣病を招き、さらに動脈硬化が進行、やがて合併症として脳梗塞や心筋梗塞を発症するようになるのです。

ちなみに動脈硬化を起こすもしくは進行させやすい原因ですが、加齢をはじめ、偏食・過食や食生活の欧米化、運動不足、ストレスなどが引き金となって起きる糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病、喫煙などが挙げられています。

なお、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病については、自覚症状がほぼ現れないので、多くは放置されやすいです。そのため合併症(脳梗塞、心筋梗塞など)を発症してから病気に気づくという患者様も少なくありません。ただ自覚症状がなかったとしても、LOX-インデックスによる検査を行うことで、早期発見・早期治療に努められるようになります。

同検査では、2つのLOX―インデックス、血液中の超悪玉コレステロール(LAB:LDL(悪玉)コレステロールよりも血管を傷つけやすい物質)と、その担い手とされるたんぱく質の一種sLOX-1(LABと結合して動脈硬化を促進させる)を測定・解析し、将来の脳梗塞・心筋梗塞の発症リスクを算出していきます。

これらの数値(LOX―インデックス)が高ければ、将来的に上記で挙げた合併症になる可能性が高いということなので、あらかじめ予防対策(食事療法、運動療法、禁煙、節酒 など)を打つことができ、早い段階からリスク回避に伴う行動がとれまるようになります。
なお、LOX―インデックスは現在保険適応がなく自費医療となっており、費用は20,000円(税込)となります。検査を希望される方はお気軽にお問い合わせください。